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閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)

8月13日

閉塞隅角緑内障は眼科検査薬である散瞳薬や興奮、暗い所(暗所では瞳孔が広がる)などによって起こります

緑内障を発症メカニズムから分けると、閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障の2つのタイプがあります。正常な眼では角膜と水晶体の間にある房水(ぼうすい)が絶えず生成、排出され、そのバランスを保っています。閉塞隅角緑内障は房水の出口にあたる隅角が虹彩(こうさい)によってふさがれることにより排出が困難になり、房水がたまり眼圧が高くなります。

原因は何か

隅角が虹彩によってふさがれてしまう原因としては、解剖学的因子(体の形からくるもの)と加齢変化(年齢によるもの)、散瞳誘因(さんどうゆういん)(瞳孔(どうこう)が広がるような条件)があります。解剖学的因子としては前房(眼球の前部、虹彩と角膜の間のスペース)が浅い、眼軸長(がんじくちょう)(眼球の長さ)が短い(遠視)、角膜直径が小さい、水晶体が厚い、水晶体が前のほうに移動している、などがあります。

水晶体の変化は加齢変化に伴うものとしても重要で、そのほかの加齢に伴う変化としては縮瞳(しゅくどう)(瞳孔が小さくなる)があります。散瞳(さんどう)は急性発作(急性閉塞隅角緑内障)の誘発原因として重要です。眼科検査薬である散瞳薬や興奮、暗い所(暗所では瞳孔が広がる)などによって起こります。

また、読書やうつ向き作業では水晶体が眼球の前方へ移動することから、急性発作の誘発原因とされています。

閉塞隅角緑内障には房水の排出口が軽く閉じたり開いたりを繰り返し、症状が治まったり悪化したりしているうちに排出口が慢性的に閉じてしまい、じわじわ眼圧が上がる慢性型と、房水の排出口が急にふさがる急性型があります。

症状の現れ方・検査と診断

急性発作が起こると、突然眼圧が高くなり、激しい眼の痛みや充血、眼のかすみ(虹視(こうし))、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が起こります。頭痛、吐き気などから内科を受診する人もいます。放置しているとひどい場合は失明してしまいます。50歳以上の遠視の女性に高頻度でみられます。検査では急激な眼圧上昇(通常は60-80mmHg)と隅角検査で閉塞隅角、充血や瞳孔の散大を認めます。

治療の方法

治療の第一選択は点滴や内服、点眼による薬物治療とレーザー治療です。薬物でできるだけ眼圧を下げたあと、排出口を閉じている虹彩にレーザーで孔(あな)をあけ、通りをよくします。この治療をレーザー虹彩切開術といいます。これは外来で行うことが可能で、入院の必要はありません。発作が片眼の場合、予防的に反対の眼にもレーザー治療をします。

レーザー治療で眼圧が下がらない場合や、レーザー治療が不可能なほど急性発作の程度が強い場合は、眼圧を下げる薬物治療や手術が必要になります。

症状の現れ方・検査と診断

慢性型は急性型と病気の機序(しくみ)は同じですが、自覚症状のないままに徐々に房水の排出口の閉塞が広範囲に進むことが多く、中期-末期になってから発見されることが多くなります。検査所見としては、中等度の眼圧上昇と、隅角検査で広範囲の隅角閉塞を認めます。急性と慢性の中間型として、軽度の発作を伴う亜急性というタイプもあります。

治療の方法

治療は急性型と同様に、レーザー虹彩切開術が第一選択で、それによっても眼圧が下がらない場合は薬物治療や手術が必要です。慢性型は中期?末期の進行した時点で初めて発見されることも多いことから、手術治療が必要になることが多いという特徴があります。

ベーチェット病

8月13日

ベーチェット病は粘膜を中心に、体のいくつかの部位に炎症を来す疾患で、そのなかのひとつの症状としてぶどう膜炎が起こります

日本ではいちばん多いぶどう膜炎として知られています。15-40歳の男性に好発し、青壮年期における失明の原因疾患として恐れられています。世界的には、シルクロード沿いに多いという特徴があります。

粘膜を中心に、体のいくつかの部位に炎症を来す疾患で、そのなかのひとつの症状としてぶどう膜炎が起こります。

原因は何か

免疫反応が自分の体に対して起こると考えられ、自己免疫疾患に近い疾患とみられていますが、詳細は不明です。何らかの感染症がきっかけになることがあるという説もあり、原因として連鎖球菌の感染が注目されています。

遺伝的素因も関係しているとされており、白血球の血液型ともいうべき組織適合抗原(HLA)のなかのB51が発症に関係しているといわれています。急に寒くなった時や、気象の急変に伴い、突然発症することが多いようです。

症状の現れ方

ぶどう膜炎の型として、前部(ぜんぶ)ぶどう膜炎(虹彩毛様体炎(こうさいもうようたいえん))のタイプと後部(こうぶ)ぶどう膜炎(網脈絡膜炎(もうみゃくらくまくえん))のタイプ、両者が合併する汎ぶどう膜炎のタイプとがあります。90%以上のケースで両眼ともに症状が現れます。前部ぶどう膜炎としては、眼のなかにうみがたまる(前房蓄膿(ぜんぼうちくのう))特徴的な炎症の形を示します。その場合の症状としては、眼が赤くなったり、痛くなったり、かすんで見えたりします。後部ぶどう膜炎としては、眼底出血、白斑、血管炎を主体とした炎症の形を示します。

こうした眼の症状が発作的に繰り返し現れて、次第に視力が低下してゆきます。重症の場合は黄斑部(おうはんぶ)に変性(組織の破壊)を起こし、視神経(ししんけい)に萎縮(いしゅく)を来して失明に至ってしまいます。
 多くの場合、これらの眼の症状よりも先に眼以外の症状が現れます。眼外症状として直径数mmの円形白色の浅い有痛性潰瘍(口腔内アフタ)が口腔内に1?数十個でき、再発を繰り返します。また皮膚症状として、赤?暗褐色のやや隆起した1?数cmの皮疹が下腿、とくに膝(ひざ)から下に現れます。ひげそり負けしやすく、傷口が化膿しやすくなります。時に陰部に潰瘍(かいよう)がみられます。ほかには関節炎や中枢神経系の異常、腸の潰瘍性病変がみられることもあります。

検査と診断

特定の組織適合抗原(B51)が陽性になることが多く、診断の参考になります。皮膚の針反応が陽性になり、血液検査では炎症性の所見がみられます。口腔の再発性アフタ、皮膚症状、ぶどう膜炎、外陰部潰瘍(がいいんぶかいよう)が4主徴といわれています。

治療の方法

前部ぶどう膜炎については、消炎のためのステロイド薬と、虹彩の癒着(ゆちゃく)予防のための散瞳薬(さんどうやく)の点眼を行います。炎症が強ければ、眼のまわりにステロイド薬の注射を行います。後部ぶどう膜炎の発作を繰り返すものには、コルヒチンや免疫抑制薬を使います。ステロイド薬の全身投与は、減量・中止後に激しい炎症発作を引き起こすことが多いため、本症では原則として用いません。

病気に気づいたらどうする

失明の危険性の高い疾患であり、すみやかに適切な検査・治療を受けることが必要です。