使い捨てコンタクトレンズ通販の価格比較のエントリーリスト -2006年11月-

白内障(はくないしょう)-しろそこひ

11月13日

白内障(はくないしょう)-しろそこひとは無色透明だった水晶体がにごってきたもの

ヒトの眼はよくカメラに例えられますが、水晶体(すいしょうたい)はカメラのレンズにあたります。その奥に、カメラでいうとフィルムの役割をしている網膜(もうまく)という神経でできた薄い膜があり、見たものはそこに映ります。

水晶体のはたらきは、光を網膜に届けることと、ピントを合わせることです。無色透明だった水晶体がにごってきたものが白内障です。症状をカメラに例えると、汚れたレンズで写真を撮るとかすんだ写真ができます。その見え方が白内障の症状です。

原因は何か

水晶体は蛋白質、水、ミネラルから成り立っています。この蛋白質分子がいろいろな原因で大きくなると、水に溶ける性質を失って白濁(はくだく)してきます。また、蛋白質のなかのアミノ酸は光によって分解され、黄褐色に着色してきます。これもにごりになります。

原因として、いちばん多いのは加齢です。ほかに、アトピー、糖尿病、遺伝、放射線、薬の副作用など、複数の原因がわかっています。

症状の現れ方

水晶体に白濁が生じると、かすんだり、二重三重に見えたり、まぶしくなります。もっと白濁が強くなると、視力低下が主症状になります。黄褐色の着色が強いと、暗い所でとくに見えにくくなったり、一時的に近くが見やすくなったりします。

瞳の中央が外から白く見えるほどになるまで放置すると、白内障が溶け出してきて炎症や緑内障(りょくないしょう)を起こして痛くなることがあります。

検査と診断

診断には眼科で瞳を開く目薬をさし、白内障全体が見えるようにする散瞳(さんどう)検査が有用です。そのにごりの程度と視力から治療(手術)の時期を相談します。

白内障が進行するにつれ、視力が徐々に低下しますが、ほかの病気も同時に進行していることが時々あります。白内障の混濁(こんだく)の程度を見極め、視力低下につり合うかどうか判断します。にごりに比較して視力が悪い場合は、白内障以外に病気がないかを調べることが大切です。眼圧、眼底検査はとくに有用です。

ほかの病気が認められた場合、治療可能な病気であれば、そちらを先に治療することもありますし、白内障と同時に手術をすることもあります。治療できない病気であれば、それが視力低下の主原因と思われる場合もあるので、あらかじめ視力改善の限界などを説明し、白内障手術をするかどうか相談します。

すでに白内障がかなり進行し「過熟白内障(かじゅくはくないしょう)」という状態になると眼底が透視できません。その時は超音波検査、網膜電図検査などを行い、眼底の状態を予測する情報を集めます。しかし、手術で白内障を取り除いてからでないと、網膜の詳しい状態はわかりませんので、手術後にどれだけ視力が回復するかの判定は手術前には難しいといえます。

治療の方法

白内障を根本的に治す方法は手術しかありません。逆にいえば、白内障は幸いなことに手術で治せます。

手術は簡単に説明すると、網膜に至る光の通り道にある「白内障」というにごりを取り除いて、網膜に到達する光の量を増やすことです。これによって光がとおるようになって、今の自分の眼で可能ないちばんよい視力を引き出すことになります。

どの程度視力が改善するかは、光を受け止める網膜やさらには視神経、脳に関係する問題です。したがって、白内障だけの場合はよい視力が得られますし、ほかの病気があれば、それに応じた術後視力になります。

また、よく見えるようになっても老眼は治らないので、眼鏡は必要です。

病気に気づいたらどうする

かすみ目に気づいたら、まず眼科を受診し、白内障だけなのか、ほかに病気がないかを調べてもらうことが大切です。白内障だけであれば、手術に適した時期まで経過観察でよいでしょう。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)-ものもらい

11月13日

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)-ものもらいはブドウ球菌や連鎖(れんさ)球菌などの細菌感染が、まぶたの外側(外(がい)麦粒腫)や内側(内(ない)麦粒腫)に起こること

麦粒腫は、俗に「ものもらい」といわれ、ブドウ球菌や連鎖(れんさ)球菌などの細菌感染が、まぶたの外側(外(がい)麦粒腫)や内側(内(ない)麦粒腫)に起こることをいいます。

外麦粒腫は、急性化膿性の炎症がまつ毛の周囲にある汗腺(モル腺)や皮脂腺(ツァイツ腺)に生じ、うみをもった点(膿点(のうてん))がまぶたの皮膚にできます。内麦粒腫は、瞼板腺(けんばんせん)(モル腺)の急性化膿性炎症で、膿点は眼瞼(がんけん)結膜というまぶたの内側にできます。

症状の現れ方

外麦粒腫は、まぶたが赤くなり(発赤)、はれ(腫脹(しゅちょう))、痛み(疼痛)が現れます。炎症が強い時は、はれも強く、まぶたが上がらなくなることもしばしばあります。

内麦粒腫では、これらの症状は比較的軽く、まぶたをひっくり返すと、充血した眼瞼結膜とその真ん中に黄色い膿点がみられます。幼少時では、化膿性炎症がまぶたにとどまらずに眼窩内組織に波及し、きわめてまれですが、眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)に進展して死に至ることもあります。

検査と診断

まぶたが赤くはれるので、診断は容易です。同じような症状を起こす病気として、急性霰粒腫(さんりゅうしゅ)、皮脂腺梗塞(ひしせんこうそく)、眼瞼縁炎(がんけんえんえん)、急性涙嚢炎(るいのうえん)などがあり、これらとの区別が必要です。また、麦粒腫を繰り返す時には、糖尿病の検査をすることも大切です。

治療の方法

初期の発赤期には、ブドウ球菌などに効果のある抗菌薬、たとえばペニシリン系やセファロスポリン系の抗菌薬の内服と、点眼療法を行います。あるいは、ニューキノロン系抗菌薬も使われます。

通常、抗菌薬と抗炎症薬の内服および点眼療法により、1週間ほどでほぼ完治します。膿瘍(のうよう)ができてはれがひどい時には、膿瘍部を切開することもあります。排膿すると短期間ではれが消退し、1?2週間で元どおりになります。痛みに対しては鎮痛薬を随時内服し、痛みを緩和させます。

昔からいろいろな民間療法がありますが、それだけですませず、眼科専門医にきちんと診てもらうことをすすめます。

病気に気づいたらどうする

まぶたのはれが強い時には氷で冷やし、できる限り早く眼科専門医を受診しましょう。眼科が近くにない場合には、総合診療のできる医師であれば内科か外科でも診断が可能です。

原田病

11月13日

原田病とはベーチェット病、サルコイドーシスとともに、頻度の高いぶどう膜炎のひとつ

日本では、ベーチェット病、サルコイドーシスとともに、頻度の高いぶどう膜炎のひとつです。日本人を含め、アジア系の人種に多くみられます。色素細胞に対して免疫反応が起こることが原因と考えられ、眼だけでなく、色素細胞がある脳、皮膚、毛髪、内耳などの組織も侵されるため、ぶどう膜・髄膜炎(ずいまくえん)症候群とも呼ばれています。

原因は何か

どうして色素細胞に対する免疫反応が起こるのかは、わかっていません。遺伝的素因が関係しているといわれており、白血球の血液型にあたる組織適合抗原(HLA)のなかの特定の型(DR4やDR53)が深く関わっているといわれています。

症状の現れ方

発熱、のどの痛みなどのかぜのような症状、耳鳴り、難聴、めまい、頭痛などが先に現れることもあります。時に頭皮にピリピリするなどの違和感が出てきます。眼の症状としては、まぶしい、眼の奥のほうが痛い、物が見えにくいなどが、通常、両眼に現れます。

検査と診断

眼底検査を行うと、網膜剥離(もうまくはくり)を伴う特徴的な炎症像がみられます。この網膜剥離は滲出性(しんしゅつせい)網膜剥離と呼ばれ、炎症に伴って起こるもので、通常の網膜に裂孔(れっこう)ができて起こる網膜剥離とは違い、手術の必要はありません。炎症を鎮めることによって治ります。蛍光(けいこう)眼底造影検査を行うと、網膜剥離に相当するところで造影剤が漏出するなどの特有の所見が得られます。髄液(ずいえき)検査や聴力検査なども必要です。

治療の方法

発症早期におけるステロイド薬の大量点滴投与が有効と考えられています。

ステロイド薬は大量に投与すると血栓の形成、高血圧、血糖上昇などの重い副作用が出る危険性もあるので、入院が必要です。超大量のステロイド薬を短期間に集中して投与する、いわゆるパルス療法が行われることもあります。前部(ぜんぶ)ぶどう膜炎(まくえん)を併発することも多く、局所的な治療として、消炎のためのステロイド薬の点眼や、虹彩(こうさい)の癒着(ゆちゃく)防止のための散瞳薬(さんどうやく)の点眼も行われます。

多くの場合、発症後2カ月くらいで回復期に入り、網膜剥離の消失に伴って視力ももどってきます。回復後、眼底は色素脱失によりいわゆる“夕焼け状眼底”と呼ばれる特徴的な状態になります。色素細胞の損傷によって、皮膚や頭髪、眉毛などの一部が白くなることもあります。眼の炎症は一度治ってから再発することもあり、注意が必要です。

病気に気づいたらどうする

治療が遅れると炎症が慢性化しやすいので、早めの眼科受診が必要です。