使い捨てコンタクトレンズ通販の価格比較のエントリーリスト -2008年09月-

遠視(えんし)

9月13日

遠視とは正視ではちょうど網膜上でピントが合っていますが、遠視では眼の奥行きの長さが短いことが多いため、網膜よりも後ろにピントが合う状態のこと

眼に入ってきた光は角膜(かくまく)・水晶体(すいしょうたい)を通過し、網膜(もうまく)に到達します。正視ではちょうど網膜上でピントが合っていますが、遠視では眼の奥行きの長さ(眼軸(がんじく))が短いことが多いため、網膜よりも後ろにピントが合う状態になります。

遠視は「遠くが見えるよい眼」と勘違いされがちですが、眼の屈折状態としては、本当は遠くにも近くにもピントが合っていません。しかし、眼には水晶体というレンズのはたらきをする部分の厚みを増して像の結ばれる位置をずらす「調節」という機能があるので、実際には遠くも近くも見ることができます。

ただ、「調節」の機能は年齢とともに衰えてくるため、徐々にピントを合わせることができなくなり、より「調節」を要する近くから見えにくくなっていきます。遠視の人は正視の人や近視の人よりも多くの調節力がいるので、「若いころは眼がよかったから、早く老眼になった」とよくいわれているのはこのためです。

遠視のおおよその頻度は、新生児100%、幼児60?70%、小学生50%、中学生20%、高校生15%で漸次減少しますが、老人では水晶体の加齢変化により再び遠視化します。

症状の現れ方

遠視では、見る時に絶えず「調節」をしなければいけないため、眼が疲れやすい(眼精疲労(がんせいひろう))、頭痛・眼痛、集中力に欠ける、といった症状が出ます。小児の場合、調節をする時に眼が寄る作用が強く出るため内斜視(ないしゃし)になります(調節性内斜視)。

最も注意が必要な遠視は小児の強度遠視です。遠視が強度になると調節をしてもピントが合いにくいため視力が発達せず、放置すると弱視になってしまいます。

治療の方法

遠視の治療としては、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正を行います。とくに事務やコンピュータなど長時間の近見作業に従事する人は調節による眼精疲労を起こしやすいため、年齢にかかわらず近見作業用の眼鏡の装用をすすめます。

調節性内斜視の小児は、適切な眼鏡の装用により内斜視も治療することができます。また、弱視(じゃくし)になる可能性がある強度遠視の小児でも、早期から適切な眼鏡を装用することでピントの合った像を見ることができるので、視力の発達を促すことができます。

円錐角膜(えんすいかくまく)

9月13日

円錐角膜とは角膜はドーム状をしていますが、これが円錐状に突出してきて、中央が薄くなる病気のこと

角膜はドーム状をしていますが、これが円錐状に突出してきて、中央が薄くなる病気です。

多くは10代で発症し、以後少しずつ進行していきますが、30代以降は通常あまり大きく進行しません。左右差はありますが、基本的に両眼性です。

原因は何か

原因はまだ十分に解明されていませんが、家族性の場合が少なからずあることから、遺伝的な因子が関与していることは確かです。

また、アトピー性皮膚炎を合併していることも多く、眼をこするという外力が悪化の要因となっているといわれており、角膜が突出しやすい遺伝的素因に環境要因がプラスされて発症すると考えられています。

症状の現れ方

初期は遠方の視力低下があるものの、眼鏡で十分に視力が出るので、普通の近視や乱視の人とあまり変わりません。ところが突出が進行してくると、眼鏡では無理で、ハードコンタクトレンズでないと視力矯正(きょうせい)ができなくなってきます。その後、さらに突出してくるとコンタクトレンズも装用できなくなり、強い視力低下を起こします。

また、その経過中で突然、角膜のいちばん奥に亀裂(きれつ)が生じ、そこから角膜内に大量の眼内液(がんないえき)(房水(ぼうすい))が流入して、角膜が著しくはれることがあります(急性水腫(きゅうせいすいしゅ))。この時は、肉眼でも角膜の中央が白くにごっているのがわかるようになり、視力はさらに低下します。

検査と診断

進行したものは細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査でわかりますが、軽症の人では角膜の表面の形を解析するフォトケラトスコープやビデオケラトスコープという特殊な装置による検査が必要です。パキメーターという角膜の厚みを測る検査も診断に役立ちます。

治療の方法

軽症・中等症ではハードコンタクトレンズを装用することによって、ある程度の視力が得られます。また、ハードコンタクトレンズを装用することによって、円錐角膜の進行が少し抑制される効果もあります。

急性水腫が生じた時は、コンタクトレンズは装用せず経過をみますが、非常に強いはれとにごりがあるにもかかわらず、だいたい1?2カ月で軽快します。そのため、視力低下が強いからといって、この時期に角膜移植をする必要はありません。多くの例で、軽快後は再びコンタクトレンズが装用できるようになります。

コンタクトレンズをしてもすぐ脱落したり、異物感が強いなどトラブルが多くて装用が継続できない場合は、角膜移植を行うことになります。円錐角膜は、角膜移植後の予後が最もよい角膜の病気のひとつです。

病気に気づいたらどうする

最近は、軽度の円錐角膜の人が、近視などを手術で治す屈折矯正(くっせつきょうせい)手術を受けてしまう例があり、問題となっています。

現在の屈折矯正手術は、角膜を削ることによって行われているので、もともと角膜が薄く突出してきている円錐角膜では、この手術を受けるとますます進行してしまうことから、屈折矯正手術は禁忌(きんき)とされています。

しかし、初期の円錐角膜と強い乱視(らんし)の区別は難しいので、円錐角膜が疑われる場合は、現在の屈折矯正手術の方法によるかぎり、この手術は見合わせるべきであるといえます。