霰粒腫(さんりゅうしゅ)

霰粒腫とはマイボーム腺が詰まって、なかに粥状のどろりとしたものがたまり、慢性的な炎症が起こって腫瘤ができる病気

マイボーム腺(まぶたの深部にある脂腺)が詰まって、なかに粥(じゅく)(かゆ)状のどろりとしたものがたまり、慢性的な炎症(肉芽腫性(にくげしゅせい)炎症)が起こって腫瘤(しゅりゅう)ができる病気です。乳幼児から老人まで、あらゆる年齢層に発生します。

原因は何か

マイボーム腺はまつ毛の生え際近くに開口部がありますが、その開口部が炎症などで詰まることによって起こります。

症状の現れ方

まぶたにドーム状のしこりができます。普通、痛みはありません。放置すると次第に大きくなっていきます。外から触れるとコリコリしたしこりができています。

放置すると、まぶたの皮膚側や内側に破れて内容物が出ることがあります。しかし内容物が出ても、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と違い、これで治りきることはまずありません。また、時には腫瘤に細菌感染を併発することがあり、この場合、麦粒腫のように発赤と痛みを伴います。

検査と診断

症状と無痛性のしこりの存在から、診断は比較的容易です。ただ、同一部に再発を繰り返す場合、がんの可能性もあるので、手術で摘出した組織を顕微鏡で調べる必要があります。

治療の方法

局所麻酔をし、切開して摘出します。小児の場合は全身麻酔が必要になります。原則は手術ですが、手術を避けたい場合は、ステロイド薬を腫瘤に注射します。これで治らない場合は、やはり手術が必要です。

病気に気づいたらどうする

まぶたにできたしこりに気づいても、通常は痛くないので、眼科受診が遅れがちです。傾向としては徐々に大きくなっていくので、早めに眼科を受診しましょう。

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